為替レートはどこで決まるのか
みなさんもご存じのように、
株式の取引を行なおうとした場合、
その株式の値段は、東京証券取引や大阪証券取引所と
いった「取引所」で決められています。
例えば、ある投資家がある会社の株を買おうとすると、
取引所」→「証券会社」→「投資家」の順で
取引することができる値段が流れてきて、
今度は、それを見た投資家が、
「投資家」→「証券会社」→「取引所」の順で
注文を流すことになります。
要は、各投資家の注文は取引所に集約されて、
取引所で株価が決められています。
これが株式等、取引所がある場合のケースです。
では、為替はどうでしょう。
為替の場合は、取引所がありません。
※くりっく365の東京金融取引所はここ数年なので別
取引所がない為替は、ではどうやって値段を
決めているのでしょう。
それは、「インターバンク市場」という
銀行間の取引で決められています。
「市場」といっても、どこかに場所が
ある訳ではありません。
ではどこで決めているのでしょう。
上記の株式の場合を、為替に当てはめると、
ある投資家があるFXの取引をしようとすると、
「銀行」→「FX取扱会社」→「投資家」の順で
取引することができる値段が流れてきて、
今度は、それを見た投資家が、
「投資家」→「FX取扱会社」→「銀行」の順で
注文を流すことになります。
因みにここでいう「銀行」とは、
為替を取扱っている世界中の銀行を指します。
それで、各FX会社から集まってきた注文は、
それぞれ契約している銀行(=カバー先)に
流され、そして、各銀行は「銀行間」で売買を
行いますので、そこで値段が決まります。
なお、為替の価格は、各銀行間の取引で
決まりますので、FXの取引で使用する
価格も、それぞれ微妙に違ってきます。
あくまでも「微妙」にというレベルですので、
それほど気にすることはありません。
但し、あまりにも他社と違うような価格を
配信する会社があれば、それは気を付けた
ほうがいいです。
ということで、
為替の価格はインターバンク市場で、
決められている、ということでした。
もっと詳しく知りたい方は、
銀行間取引市場(インターバンク市場)を理解する5つのコツ
をご覧ください、、