他通貨ペアの動きから相場を見る

本題に入る前に、もっと手前のお話を先に
したいと思います。

みなさんは、例えばドル円の相場が
100円から105円へ変動している場合、
何という表現をしますか。

おそらく、多くの方は「円安」という
表現方法を用いていると思います。

この表現方法・・・

半分は正しいですが、半分は間違いです。

多くの方は「円安」と言葉を使うとき
相対的に円が安くなっているから、
そのように使っているかと思うのですが、
トレードを行うものとしては、
それではいけません。

では、何と言えばいいのでしょうか。

答えは、「ドル高」もしくは「円安」が
正しい表現です。

もう少し詳しくいうと、
ドルが強くて上昇しているときは「ドル高」、
円が安くて上昇しているときは「円安」です。

相場が100円から105円になっている材料には、
「ドルが強くて」なっている場合と、
「円が弱くて」なっている場合の
2種類があるからです。

逆のパターンでは、
相場が105円から100円になっている材料には、
「ドルが弱くて」なっている場合と、
「円が強くて」なっている場合の
2種類があります。

これは相場を見ていくうえで
重要なことですので、忘れないでください。

以上を踏まえて、本題に入りましょう。

冒頭では、
相場が100円から105円になっている材料には、
「ドルが強くて」なっている場合と、
「円が弱くて」なっている場合の
2種類があることをご紹介しました。

では、相場は上昇しているが、
結局のところ、「ドルが強くて」なっているか、
「円が弱くて」なっているかを見極めるには
どうしたらいいのか、が大事ですよね。

見極めの方法ですが、
それは、「他通貨ペアを見る」が回答です。

上記のドル円の場合、
ドルと円が絡んでいる通貨ペアを見るんですね。

例えば、
①ユーロ円も上昇している。
 ※ユーロ高 or 円が弱い

②ポンド円も上昇している。
 ※ポンド高 or 円が弱い

③ユーロドルは特に下落していない。
 ※ユーロは強くはない or ドル高でもない

④ポンドドルは特に下落していない。
 ※ポンドは強くはない or ドル高でもない

これらのことを統合すると、
円は弱くて、ドル高でもない、ということで、
ドル円は円安(円が弱くて)上昇している、
ということが言えることになります。

もうひとつ例え、
①ユーロ円も下落している。
 ※ユーロが弱い or 円が強い

②ポンド円も上昇している。
 ※ポンドが強い or 円が弱い

③ユーロドルは下落している。
 ※ユーロが弱い or ドルが強い

④ポンドドルは下落している。
 ※ポンドが弱い or ドルが強い

これらを統合すると、

・ユーロは弱い
・ドルは強い

ということが、言えますよね。

通貨ペアは、相対的な表示方法ですので、
どちらかが強い or 弱い、
もしくはどちらも、という場合が
あることを知ってください。

これが出来るだけで、
今何の通貨ペアで取引したほうが
いいのかが分かるようになります。


 – 差損益(利益や損失)のカンタンな計算方法
 – 他通貨ペアの動きから相場を見る
 – 相場は掛け算
 – 相場は掛け算・・・応用編
 – 複利を知ると資産運用は大きく変わる!