レバレッジリスク

FX(外国為替証拠金取引)の魅力のひとつは、
レバレッジを効かせた取引をすることで
大きなリターン(利益)が期待できることですが、
その一方で、リスクも大きくなります。

レバレッジリスクについては、単に倍率が高くなると危険、
というようなことが言われたりしますが、それは違います。

なぜなら、例えばドル円で1万ドルの取引をしている場合、
為替変動が1円の場合、差損益は±1万円ですよね。

レバレッジ率が変わると差損益に変化があるのかというと、
それは全くありません。

10倍でも、20倍でも、100倍でも、為替変動が1円の場合は、
差損益も±1万円のままです。

これが変わることはありません。
その意味では、レバレッジによるリスクは一体何なのか、
ということがでてきます。

では、レバレッジリスクとは何なのでしょうか。

多くのところで言われるレバレッジリスクとは、
ロスカットとの関係で投資資金以上のマイナス(損失)を
被ることがあることへのリスクだと思います。

※ロスカットとは、
 FX(外国為替証拠金取引)では、損失を抑えるために
 ロスカットという機能があります。ロスカットとは
 一定の水準まで損失が膨らんだ場合、それ以上の損失を
 出さないために、すべてのポジションを自動的に決済して、
 取引を終了させるものです。

例えば、1ドル=100円の時に、1万ドルを買った場合、
投資資金が10万円の場合と、5万円の場合では、
結果として何が違ってくるのでしょうか。

まず、1ドル=100円の時に、1万ドルを買った場合、
レバレッジ率が4%ですと、証拠金は4万円になります。
※1万ドル×100円×4%=40,000円

次に、ドル円の値段が買った際の価格より1円下がると
どうなるでしょう。

1万ドルの取引で1円の変動なので、損失は1万円になります。

したがって、
投資資金が10万円の場合は、
純資産が9万円(=10万円-1万円)、
投資資金が5万円の場合は、
純資産が4万円(=5万円-1万円)となります。

ということは、
投資資金が10万円の場合、
純資産が9万円のままで取引継続ですが、
投資資金が5万円の場合、
純資産が4万円ですからロスカットになって取引終了です。

さらに、為替変動が2円下がった場合はどうでしょう。

この場合、
投資資金が10万円の場合は、
純資産が8万円(=10万円-2万円)、
投資資金が5万円の場合は、
純資産が3万円(=5万円-2万円)となります。

ということは、
投資資金が10万円の場合、
純資産が8万円のままで取引継続ですが、
投資資金が5万円の場合、
ロスカット後の残高が3万円となって取引終了です。
※ロスカットは、土日の休み後に価格が飛んで
 しまった場合、飛んだ価格でロスカットとなるので、
 投資資金以上のマイナスを被る場合があります。

ということで、FXにはレバレッジリスクというものは
存在はしますが、それよりも取引数量によるリスクの方が
実際には大きいことを理解してください。