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FXのリスク

FX(外国為替証拠金取引)を行う場合、
リターン(利益)を得られる反面、
リスクもあります。

世間では、FXのメリットだけを過剰なまでに流して
売買を促しているところがありますが、
メリットもあれば、当然ながらリスクもあります。

いい話だけなんてあるはずないんです。
騙されてはいけません。

ここではFXのリスクをしっかりと理解したうえで、
リスクコントロールできるようになりましょう。

当然ながら、リスクを取りにいかなければ
利益もありません。
重要なのは、リスクコントロールです。

きちんとリスクをコントロールできれば、
リスクを取りながら利益を狙うことは十分可能です。

   – 為替変動リスク
   – 金利変動リスク
   – レバレッジリスク
   – 約定能力リスク
   – 流動性リスク
   – システム障害リスク
   – 会社リスク


約定能力リスク

FX(外国為替証拠金取引)でいう
約定能力とは何でしょう。

一般的には、システム強度とか、
サーバー強度とか言われていますが、
結局のところ、しっかりと正しい価格で
約定するかどうか、ということです。

でもこれだけだと、
「約定能力リスク=システム能力」と
だけになってしまうので、説明不足ですね。

実は、約定能力にはシステムの他に、
会社リスクも含まれます。

約定は会社ごとに違うので当然だろ!
という声が聞こえてきそうですが、
そうではありません。

何が言いたいかというと、
約定するには、「自動」と「手動」があって、
自動的に行うのはシステムですから、
その意味では「約定能力=システム能力」に
なりますが、実は、約定は自動だけではなく
手動でも行われています。

要は、人間(ディーラー)が介在している
ということです。

FX会社の収入源としては、スプレッドの他に、
カバーディリングがあります。

お客様からの注文をすべてカバー先に
流している場合は、カバーを行いませんので、
その会社の収入はスプレッドのみになりますが、
多くの会社はカバー取引を自社で行っています。

カバー取引について、ここで書くと長く
なってしまうので割愛しますが、
要は約定には自動と手動があって、
手動で行う場合は約定価格がズレてしまう
可能性(リスク)があるということです。

したがって、システムの強度は非常に
重要なのは当然として、
それ以外にもリスクがあることを知ってください。

そして、あまりにも値段がズレるような
ことが続けば、取引会社を変更することも
検討しましょう。

それ位大事なことです。


レバレッジリスク

FX(外国為替証拠金取引)の魅力のひとつは、
レバレッジを効かせた取引をすることで
大きなリターン(利益)が期待できることですが、
その一方で、リスクも大きくなります。

レバレッジリスクについては、単に倍率が高くなると危険、
というようなことが言われたりしますが、それは違います。

なぜなら、例えばドル円で1万ドルの取引をしている場合、
為替変動が1円の場合、差損益は±1万円ですよね。

レバレッジ率が変わると差損益に変化があるのかというと、
それは全くありません。

10倍でも、20倍でも、100倍でも、為替変動が1円の場合は、
差損益も±1万円のままです。

これが変わることはありません。
その意味では、レバレッジによるリスクは一体何なのか、
ということがでてきます。

では、レバレッジリスクとは何なのでしょうか。

多くのところで言われるレバレッジリスクとは、
ロスカットとの関係で投資資金以上のマイナス(損失)を
被ることがあることへのリスクだと思います。

※ロスカットとは、
 FX(外国為替証拠金取引)では、損失を抑えるために
 ロスカットという機能があります。ロスカットとは
 一定の水準まで損失が膨らんだ場合、それ以上の損失を
 出さないために、すべてのポジションを自動的に決済して、
 取引を終了させるものです。

例えば、1ドル=100円の時に、1万ドルを買った場合、
投資資金が10万円の場合と、5万円の場合では、
結果として何が違ってくるのでしょうか。

まず、1ドル=100円の時に、1万ドルを買った場合、
レバレッジ率が4%ですと、証拠金は4万円になります。
※1万ドル×100円×4%=40,000円

次に、ドル円の値段が買った際の価格より1円下がると
どうなるでしょう。

1万ドルの取引で1円の変動なので、損失は1万円になります。

したがって、
投資資金が10万円の場合は、
純資産が9万円(=10万円-1万円)、
投資資金が5万円の場合は、
純資産が4万円(=5万円-1万円)となります。

ということは、
投資資金が10万円の場合、
純資産が9万円のままで取引継続ですが、
投資資金が5万円の場合、
純資産が4万円ですからロスカットになって取引終了です。

さらに、為替変動が2円下がった場合はどうでしょう。

この場合、
投資資金が10万円の場合は、
純資産が8万円(=10万円-2万円)、
投資資金が5万円の場合は、
純資産が3万円(=5万円-2万円)となります。

ということは、
投資資金が10万円の場合、
純資産が8万円のままで取引継続ですが、
投資資金が5万円の場合、
ロスカット後の残高が3万円となって取引終了です。
※ロスカットは、土日の休み後に価格が飛んで
 しまった場合、飛んだ価格でロスカットとなるので、
 投資資金以上のマイナスを被る場合があります。

ということで、FXにはレバレッジリスクというものは
存在はしますが、それよりも取引数量によるリスクの方が
実際には大きいことを理解してください。